sRGBとAdobe RGBは、写真のデータが表せる色の範囲(色空間)を決めた規格です。Adobe RGBはsRGBより範囲が広く、とくに緑〜青緑の鮮やかな色まで表せます。ただし、その広さを生かすには対応したモニターや印刷の環境が必要で、対応していない環境ではかえってくすんで見えることがあります。迷ったらsRGBが無難です。
2つの違い
| 項目 | sRGB | Adobe RGB |
|---|---|---|
| 色の範囲 | 標準的 | 広い(緑〜青緑の範囲が特に広い) |
| Web・SNS・スマホ | 多くの環境の前提 | 対応していないと色がくすむことがある(SNSの画質) |
| モニター | 一般的なモニターで表示しやすい | 広色域に対応したモニターが必要(モニターの色合わせ) |
| 印刷 | 一般的なプリントサービスはこれを前提にすることが多い | 対応するサービス・プリンターで効果が出る(プリント) |
どちらを選ぶ?
- JPEGで撮って、そのままスマホやSNS、店頭プリントで使う → sRGB
- RAWで撮って現像する → カメラの色空間の設定はJPEGやプレビューにだけ影響し、RAWデータには直接関係しません。現像するときに書き出す色空間を選びます(RAW現像)。
- 広色域モニターと対応した印刷で作品を仕上げる → Adobe RGBを検討
Adobe RGBで編集した写真をWebに出すときは、sRGBに変換して書き出すのが基本です。