はじめての1台は、①何を撮りたいか ②どれくらいの大きさ・重さなら持ち歩けるか ③予算はいくらかの3つを先に決めると選びやすくなります。そのあとでカメラの種類 → センサーの大きさ → レンズの順に絞り込みます。カメラ本体だけでなく、レンズとメモリーカードなどの周辺の道具も含めた合計で考えるのがコツです。
最初に決める3つのこと
1. 何を撮りたいか
撮りたいものによって、必要なレンズや機能が大きく変わります。
- 子ども・ペット・スポーツ:動きに強いオートフォーカス(AF)、速い連写、望遠側のレンズが役に立ちます(子どもの運動会用のカメラ)。
- 旅行・街歩き:軽さと、1本で広角から望遠まで撮れるズームレンズが便利です(旅行用のカメラの選び方)。
- 人物・料理・小物:背景をぼかしやすい明るいレンズ(F値の小さいレンズ)が向きます(F値とは?)。
- 風景・夜景・星:広角レンズと三脚。暗い場所に強いセンサーがあると有利です。
- 動画・Vlog:手ブレ補正、マイク端子、向きを変えられるモニター、連続撮影の時間などを見ます(Vlog用カメラの選び方)。
2. 持ち歩ける大きさと重さ
どんなに画質がよくても、重くて持ち出さなくなってしまっては意味がありません。カメラ本体の重さだけでなく、レンズを付けた状態の重さで比べてください。仕様表の「質量」は、バッテリーやカードを含むかどうかで2種類書かれていることが多いので、条件をそろえて比べます(カメラの重さはどれくらいなら持ち歩ける?)。
3. 予算
本体とレンズに加えて、メモリーカード、予備バッテリー、保護フィルター、バッグなども必要です。最初から全部そろえなくてもよいですが、合計でいくらになるかを先に見積もっておくと、あとで困りません(カメラの予算はいくら見ておけばいい?)。
次に決める3つのこと
- カメラの種類を決めるレンズを交換できるミラーレス・一眼レフか、レンズ一体型のコンパクトカメラか。レンズを交換できるカメラは、撮りたいものが増えたときにレンズを足して広げられます(カメラの種類の違い)。
- センサーの大きさを決めるフルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズなど。センサーが大きいほどボケやすく暗い場所に有利な傾向がありますが、カメラもレンズも大きく高くなりがちです(センサーサイズの違い)。
- マウント(レンズの取り付け規格)を決めるマウントが決まると、使えるレンズの種類も決まります。将来ほしいレンズがそのマウントにあるかも確かめましょう(マウントで選ぶとは?)。
カタログで見るべきポイント
| 項目 | 見るところ | こんな人は重視 |
|---|---|---|
| センサーの大きさ・画素数 | フルサイズ/APS-C など、有効画素数 | 大きくプリントしたい、トリミングしたい |
| オートフォーカス | 被写体認識(人物・動物・乗り物など)、測距点の範囲 | 動くものを撮る |
| 手ブレ補正 | ボディ内/レンズ内、補正の段数 | 暗い場所・望遠・動画 |
| 連写 | 1秒あたりのコマ数、連続で撮れる枚数 | スポーツ・子ども・野鳥 |
| ファインダー・モニター | ファインダーの有無、モニターの可動のしかた | 明るい屋外、自撮り、低い位置からの撮影 |
| バッテリー | 撮影可能枚数(CIPA規格)、USB給電 | 旅行・長時間の撮影 |
| 大きさ・質量 | レンズ込みの重さ | 持ち歩きが多い |
仕様表の読み方はカタログの仕様表はどこを見ればいい?でくわしく説明しています。
迷ったときの考え方
迷ったら、実際に店頭で持って、構えて、シャッターを切ってみるのがいちばんです。握りやすさ、ボタンの位置、ファインダーの見え方は、仕様表ではわかりません。気になる機種はレンタルで数日使ってみる方法もあります(買う前にレンタルで試すのはあり?)。
「スマホで十分では?」と迷っている人は、スマホがあるのにカメラを買う意味はある?も読んでみてください。