Q.031レンズの基礎と選び方

焦点距離(mm)とは?数字で写り方はどう変わる?

公開日  運営:カメラの疑問100運営事務局

焦点距離は、レンズの写る範囲(画角)と、ものの写る大きさを表す数字です。数字が小さいほど広い範囲が写り(広角)、大きいほど狭い範囲が大きく写ります(望遠)。35mmフルサイズでは、24mmで対角線の画角は約84°、50mmで約47°、200mmで約12°です。

焦点距離と写る範囲

焦点距離が長いほど写る範囲は狭くなる 24mm(約84°)広角 50mm(約47°)標準 135mm(約18°) 400mm(約6°) 35mmフルサイズでの対角線の画角。焦点距離が長いほど写る範囲は狭く、遠くのものが大きく写る
焦点距離が長いほど写る範囲は狭くなる

焦点距離は、ピントを無限遠に合わせたときの、レンズの中心(主点)からセンサーまでの距離に当たる値です。焦点距離が2倍になると、写る範囲の幅はおよそ半分になり、ものはおよそ2倍の大きさに写ります。

焦点距離(35mmフルサイズ)対角線の画角呼び方向いている被写体
14mm約114°超広角星空、狭い室内、大きな建物
24mm約84°広角風景、旅行、街並み
35mm約63°準広角スナップ、旅行、日常
50mm約47°標準スナップ、人物、料理
85mm約29°中望遠人物(ポートレート)
200mm約12°望遠スポーツ、運動会、動物
400mm約6°超望遠野鳥、飛行機、モータースポーツ

画角は「2 × arctan(対角線 ÷ 2 ÷ 焦点距離)」で計算した値です。呼び方の境目にははっきりした決まりはなく、目安です。ほかの焦点距離やセンサーは画角の計算で確かめられます。

センサーの大きさで写る範囲が変わる

同じ焦点距離でも、センサーが小さいほど写る範囲は狭くなります。そのため、APS-Cやマイクロフォーサーズのカメラでは「35mm判換算○○mm相当」という書き方がよく使われます(35mm判換算とは?)。

焦点距離で変わるもう一つのこと:遠近感の見え方

広角レンズで近づいて撮ると手前のものが大きく、奥のものが小さく写り、遠近感が強調されます。望遠レンズで離れて撮ると、手前と奥の大きさの差が小さくなり、遠くの山が背後に迫って見えるような「圧縮効果」が出ます。正確には、遠近感を決めているのは撮る位置(被写体との距離)です(遠近感はレンズで変わる?)。

ズームレンズの表記

「18-55mm」のように2つの数字が書かれたレンズはズームレンズで、その範囲で焦点距離を変えられます。「55÷18 ≒ 3」なので「約3倍ズーム」と呼ばれることがあります(ズームと単焦点の違い)。

↑