センサーは、レンズから入った光を受けて画像にする部品です。代表的な大きさは、35mmフルサイズ(約36×24mm)、APS-C(約22.3×14.9〜23.5×15.7mm、メーカーにより違う)、フォーサーズ(約18×13.5mm)です。大きいセンサーほど背景をぼかしやすく、暗い場所でノイズが出にくい傾向がありますが、カメラとレンズは大きく、重く、高くなりがちです。
大きさの比較
| 名前 | 大きさ(目安) | 35mm判換算の倍率 |
|---|---|---|
| 35mmフルサイズ | 約36×24mm | 1倍 |
| APS-H | 27.9×18.6mm(機種により違う) | 約1.3倍 |
| APS-C(ニコンDX) | 23.5×15.7mm | 約1.5倍 |
| APS-C(キヤノン) | 22.3×14.9mm(機種により違う) | 約1.6倍 |
| フォーサーズ | 約18×13.5mm | 約1.9倍 |
| 1/1.8型 | 約7.18×5.32mm | 約4.8倍 |
| 1/2.3型 | 約6.2×4.6mm | 約5.6倍 |
倍率は、それぞれの対角線の長さで35mmフルサイズの対角線を割って計算した値です。「1/2.3型」などの「型」は、センサーの実際の寸法をそのまま表したものではないので、寸法で比べてください。自分のカメラの倍率は35mm判換算の焦点距離の計算で確かめられます。
センサーの大きさで何が変わる?
写る範囲(画角)
同じ焦点距離のレンズを付けても、センサーが小さいほど写る範囲は狭くなります。たとえばAPS-C(約1.5倍)に50mmのレンズを付けると、フルサイズに約75mmを付けたときと同じくらいの範囲が写ります(35mm判換算とは?)。
ボケの大きさ
同じ範囲を同じF値で撮るなら、センサーが大きいほど背景は大きくぼけます。同じ範囲を写すには、センサーが大きいほど長い焦点距離のレンズを使うことになり、焦点距離が長いほど被写界深度が浅くなるためです(ボケの大きさは何で決まる?)。
暗い場所での画質
センサーが大きいほど全体で受け取れる光の量が多いため、同じ条件ならノイズが目立ちにくい傾向があります。ただし画質は、センサーの世代や画像処理、レンズによっても変わります。
カメラとレンズの大きさ・価格
センサーが大きいほど、同じ写る範囲・同じ明るさのレンズは大きく重くなりがちです。小さいセンサーのカメラは、望遠レンズを含めて全体を小さく軽くまとめやすいのが利点です。
どれを選べばいい?
- 背景を大きくぼかした写真を撮りたい
- 暗い室内や夜の撮影が多い
- 大きく引き伸ばしてプリントしたい
- 軽さ・小ささを重視したい
- 望遠でスポーツや野鳥を撮りたい(レンズが小さく済む)
- 予算を抑えたい
初心者にフルサイズが必要かどうかはフルサイズは初心者には必要ない?で考え方を説明しています。
出典:キヤノン「イメージセンサーサイズ集」、ニコン Z 30 使用説明書(DXフォーマット 23.5×15.7mm)。倍率は対角線の比から計算。