背景のボケは、①F値が小さいほど ②焦点距離が長いほど ③被写体に近づくほど ④被写体と背景が離れているほど大きくなります。また、同じ写る範囲・同じF値なら、センサーが大きいほどボケは大きくなります。今のレンズのままでも、被写体に近づき、背景から離して、F値をいちばん小さくするだけでボケは大きく変わります。
ボケを決める要素
| 要素 | ボケが大きくなる方向 | すぐできること |
|---|---|---|
| F値 | 小さく | 絞り優先でいちばん小さいF値にする |
| 焦点距離 | 長く | ズームを望遠側にする |
| 撮影距離 | 近く | 被写体に近づく(最短撮影距離まで) |
| 被写体と背景の距離 | 離す | 壁から離れて立ってもらう、背景が遠くまで抜ける場所を選ぶ |
| センサーの大きさ | 大きく(同じ写る範囲のとき) | カメラを選ぶときに考える |
キットレンズでもぼかせる?
開放F値がF3.5〜5.6のキットレンズでも、望遠側にして、被写体に近づき、背景を遠くにすると、背景はかなりぼけます。花や小物、人物の上半身で試してみてください。それ以上ぼかしたい場合は、明るい単焦点レンズを検討します(明るいレンズとは?、最初の単焦点は何mm?)。
ボケと被写界深度の関係
ボケが大きいということは、ピントの合って見える範囲(被写界深度)が浅いということです。ピントが合う範囲を数字で確かめたいときは被写界深度の計算を使ってください(被写界深度とは?)。
ボケを大きくするほど、ピントの合う範囲は狭くなります。人物なら目、花ならしべなど、どこにピントを合わせるかを決めてから撮りましょう(瞳AF)。
ボケの形や質(玉ボケ、ボケ味)は玉ボケ・ボケ味とは?で説明しています。