Q.086撮影の基本(露出・ピント)

露出とは?写真の明るさは何で決まる?

公開日  運営:カメラの疑問100運営事務局

写真の明るさ(露出)は、絞り(F値)・シャッタースピード・ISO感度の3つで決まります。絞りは光が通る穴の大きさ、シャッタースピードは光を当てる時間、ISO感度は受けた光をどれだけ明るく記録するかです。どれを変えても明るさは変わりますが、それぞれボケ・ブレ・ノイズという別の変化も起こるので、何を優先するかで組み合わせを決めます。

露出の3つの要素

絞り・シャッタースピード・ISO感度と、それぞれの副作用 写真の 明るさ 絞り(F値) シャッタースピード ISO感度 小さいF値 → 明るい代わりに背景がぼける 遅いシャッター → 明るい代わりにブレやすい 高いISO → 明るい代わりにノイズが増える
絞り・シャッタースピード・ISO感度と、それぞれの副作用
要素明るくするにはそのときに起きること
絞り(F値)F値を小さくする(開ける)背景がぼけやすくなる。ピントの合う範囲が狭くなる
シャッタースピード遅くする(時間を長く)手ブレ・被写体ブレが起きやすくなる
ISO感度数字を上げるノイズ(ざらつき)が増え、細部が甘くなりやすい

くわしくはシャッタースピードとは?、絞りを変えると写真はどう変わる?、ISO感度とは?で説明しています。

「段」で考えると組み合わせがわかる

光の量が2倍・半分になる変化を「1段」と呼びます。F値を1段小さくする、シャッタースピードを2倍の長さにする、ISO感度を2倍にする、のどれでも同じだけ明るくなります。たとえば「F8・1/250秒・ISO100」と「F5.6・1/500秒・ISO100」と「F8・1/500秒・ISO200」は、どれも同じ明るさに写ります(「1段」「1EV」とは?)。同じ明るさになる組み合わせは露出(EV)の計算で一覧にできます。

カメラはどうやって明るさを決めている?

カメラは、写る範囲の明るさを測って(測光)、標準的な明るさになるように露出を決めます。ふつうのオートや、P・A・Sモードでは、カメラが3つのうち一部または全部を自動で決めます(撮影モードの違い)。ただし、雪景色のように白いものが多い場面は暗めに、黒いものが多い場面は明るめに写りがちです。そのときは露出補正で調整します。

どれを優先する?考える順番

  1. 動きをどう写したいか止めたいならシャッタースピードを速く、流したいなら遅く。
  2. ボケ・奥行きをどうしたいかぼかしたいならF値を小さく、手前から奥までシャープにしたいなら絞る。
  3. 足りない明るさをISO感度で補うノイズが気になる手前まで上げます(ISOオートの上手な設定)。

撮ったあとに明るさを確かめるときは、背面モニターの見た目だけでなくヒストグラムも見ると、白飛び・黒つぶれに気付きやすくなります。

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