写真の遠近感(手前と奥の大きさの差)を決めているのは、レンズの焦点距離ではなく、カメラの位置(被写体までの距離)です。広角レンズでは被写体に近づいて撮ることが多いので遠近感が強調され、望遠レンズでは離れて撮ることが多いので手前と奥の大きさの差が小さくなり、遠くのものが迫って見える「圧縮効果」が出ます。同じ位置から撮れば、広角で撮った写真の中央を切り出すと、望遠で撮った写真と同じ遠近感になります。
距離で大きさの比が変わる
たとえば、1m先と3m先にある同じ大きさのものは、写真の中で3倍の大きさの差になります。10m先と12m先なら、差は1.2倍だけです。近づくほど手前のものが大きく写り、遠近感が強くなります。
レンズ選びとの関係
人物の顔に広角で近づいて撮ると、鼻が大きく、顔の輪郭が引き伸ばされたように写ることがあります。ポートレートでは、少し離れて中望遠で撮ることが多いのはこのためです(人物をきれいに撮るコツ)。