手ブレを防ぐ基本は、シャッタースピードを十分速くすることと、カメラをしっかり支えることです。手持ちの目安としてよく使われるのが「1/焦点距離(35mm判換算)秒より速く」という経験則です。暗くて速くできないときは、手ブレ補正、ISO感度を上げる、明るいレンズ、三脚や壁などで支えるを組み合わせます。
シャッタースピードの目安
| 35mm判換算の焦点距離 | 目安(補正なし) | 補正4段のとき |
|---|---|---|
| 24mm | 1/24秒より速く | 約0.7秒まで |
| 50mm | 1/50秒より速く | 約1/3秒まで |
| 100mm | 1/100秒より速く | 約1/6秒まで |
| 200mm | 1/200秒より速く | 約1/13秒まで |
| 400mm | 1/400秒より速く | 約1/25秒まで |
経験則による計算上の目安です。画素数が多いカメラで等倍に拡大して見ると、この速さでもブレが見えることがあります。お使いの焦点距離での目安は手ブレしにくいシャッタースピードの目安で計算できます。
構え方で防ぐ
- 脇をしめる:ひじを体につけて、腕を固定します。
- 左手でレンズを下から支える:右手はグリップを軽く握り、カメラの重さは左手で受けます。
- ファインダーをのぞく:顔にカメラを当てると、支える点が増えて安定します。
- 足を開いて立つ:片足を少し前に出すと体が安定します。
- シャッターボタンはそっと押す:押し込むときに力を入れるとカメラが動きます。
- 息を止める・吐ききったところで押す:体の揺れが小さくなります。
くわしくはカメラの正しい構え方は?で説明しています。
設定と道具で防ぐ
- 手ブレ補正をオンにする:ボディ内・レンズ内の補正を使います(手ブレ補正の違い)。
- ISO感度を上げる:シャッタースピードを速くできます。ISOオートで「低速限界」(これより遅くしない速さ)を設定できる機種もあります(ISOオートの上手な設定)。
- 明るいレンズを使う:F値が1段小さいと、シャッタースピードを1段速くできます。
- 連写で撮る:数枚撮ると、そのうちブレの少ない1枚が得られることがあります。
- 三脚・一脚、壁や手すりを使う:長い時間の露光では三脚が確実です(三脚の選び方)。三脚を使うときはセルフタイマーやリモコンでシャッターを切ると、押したときの揺れも防げます。
手ブレ補正やこれらの工夫でも、被写体が動くことで起きる被写体ブレは防げません。動く被写体は、シャッタースピードそのものを速くしてください(被写体ブレと手ブレの違い)。