シャッタースピードは、センサーに光を当てる時間です。速くする(時間を短く)と動きが止まって写り、遅くする(時間を長く)と動きが流れて写ります。時間が2倍になると光の量も2倍になり、写真は1段明るくなります。遅いほどブレやすくなるため、手持ちで撮るときは焦点距離に合った速さを保つのが基本です。
速さによる写り方の違い
カメラの表示で「250」は1/250秒、「2"」や「2s」は2秒を表すことが多いです。表示のしかたは機種によって違うので、使用説明書で確かめてください。
被写体ごとの考え方
| 撮りたいもの | 考え方 |
|---|---|
| 走る子ども、スポーツ、飛ぶ鳥 | 動きを止めるため速くする。速いものほど、近いものほど、望遠ほど速さが必要 |
| 流し撮り(背景を流す) | 被写体を追いながら、あえて少し遅くする(流し撮りのやり方) |
| 滝・川の流れを糸のように | 数分の1秒〜数秒。三脚とNDフィルターを使う(滝や川の水を撮るには?) |
| 夜景・花火・星 | 数秒〜数十秒。三脚を使う(三脚を使った夜景の撮り方) |
具体的な数値は、被写体の速さ・距離・焦点距離によって変わります。まず速めに撮って結果を拡大して確かめ、少しずつ調整するのが確実です。
手ブレしにくい速さの目安
手持ちで撮るときの昔からの目安に「1/焦点距離(35mm判換算)秒より速く」があります。たとえば換算50mmなら1/50秒より速く、換算200mmなら1/200秒より速く、という考え方です。あくまで経験則で、画素数が多いカメラで拡大して見る場合はもっと速さが必要なこともあります。手ブレ補正があれば、より遅い速さでも手ブレを抑えられます(手ブレしにくいシャッタースピードの目安)。
手ブレ補正が効くのはカメラの揺れだけです。被写体が動いて起きる被写体ブレは、シャッタースピードを速くしないと防げません(被写体ブレと手ブレの違い)。
シャッタースピードを自分で決めるには
シャッタースピードを決めて、明るさはカメラに任せたいときはシャッター優先モード(S・Tv)を使います。シャッタースピードを速くすると暗くなるので、F値を小さくするかISO感度を上げて補います(露出とは?)。