ISO感度は、センサーが受けた光を、どれだけ明るく記録するかの設定です。数値を2倍にすると、1段明るく写ります(ISO100→200→400…)。そのぶん、暗い場所でも速いシャッタースピードで撮れるようになりますが、ノイズ(ざらつき)が増え、色や細かいところが失われやすくなります。どこまで上げてよいかはカメラと見る大きさによって違うので、自分のカメラで試して決めるのが確実です。
ISO感度を上げると何が変わる?
よくなること
- 暗い場所でもシャッタースピードを速くでき、手ブレ・被写体ブレを防げる
- 絞り込んで、ピントの合う範囲を広げられる
- フラッシュを使えない場所でも撮れる
悪くなること
- ノイズ(ざらつき・色むら)が増える
- 明るさや色の階調(なめらかさ)が減る
- ノイズ低減の処理で細部がのっぺりすることがある
どこまで上げてよい?
許容できるノイズの量は、センサーの大きさと世代、見る大きさ(SNSか大きなプリントか)、好みによって変わります。目安を作るには次の方法がおすすめです。
- 同じ場面をISOを変えて撮る室内などで、ISO感度だけを1段ずつ変えて撮ります。
- 使う大きさで見比べるスマホで見るのか、A4でプリントするのか、実際の見方で比べます。
- 許せる上限を決めるその値をISOオートの上限に設定しておくと便利です。
ノイズを抑えるコツ
- 露出不足にしない:暗く撮ってから明るく補正すると、ノイズが目立ちやすくなります。同じISO感度なら、白飛びしない範囲でしっかり光を当てます。
- 明るいレンズを使う:F値の小さいレンズなら、ISO感度を上げずに済みます(明るいレンズとは?)。
- 三脚を使う:動かないものなら、シャッタースピードを遅くしてISO感度を下げられます。
- RAWで撮って現像でノイズ低減:パソコンのソフトでノイズを調整できます(RAWとJPEG)。
カメラによっては、標準の範囲の外に「拡張感度」が用意されています。拡張感度は画質が落ちることがあると使用説明書で案内されていることが多いので、使う前に確かめてください。