ブラケット撮影は、明るさやピント位置などを少しずつずらしながら、自動で何枚か続けて撮る機能です。どの設定がよいか迷う場面で「あとで一番よいものを選ぶ」ために使います。代表的なのは、明るさをずらす露出ブラケットと、ピント位置をずらすフォーカスブラケットです。
主なブラケットの種類
| 種類 | ずらすもの | 主な使いどころ |
|---|---|---|
| 露出ブラケット(AEB) | 明るさ(例:-1段・0・+1段) | 明暗差が大きい風景、HDR合成の素材(段とは?) |
| ホワイトバランスブラケット | 色味 | 光源がはっきりしない室内(ホワイトバランス) |
| フォーカスブラケット | ピントの位置 | 小さな物・虫・商品撮影の深度合成(被写界深度) |
| フラッシュブラケット | フラッシュの光量 | 日中シンクロや室内の人物 |
機種によって、どのブラケットがあるか、何枚・何段まで設定できるかが違います。取扱説明書で確かめてください。
露出ブラケットの使い方
- ドライブモードかメニューでブラケットを選び、枚数(例:3枚)とずらす幅(例:1段)を決めます。
- 連写にしておくと、シャッターボタンを押し続けるだけで全枚数が撮れます(ドライブモード)。
- 複数枚を合成してHDRにするなら、三脚で構図を固定すると重ねやすくなります(三脚の選び方)。
フォーカスブラケットと深度合成
近い物を大きく撮ると、ピントの合う範囲がとても浅くなります(マクロレンズ)。フォーカスブラケットでピント位置を少しずつずらして撮り、それらを合成すると、手前から奥までピントが合った1枚が作れます。これを深度合成といいます。カメラ内で合成できる機種と、パソコンのソフトで合成する方法があります。
- 被写体もカメラも動かないことが前提です。三脚が基本です。
- 風で揺れる花や動く虫では、合成の境目がずれやすくなります。
- ずらす幅(ステップ)は細かいほど自然ですが、枚数が増えます。
迷ったら露出ブラケットで「明るい・ふつう・暗い」の3枚を撮っておけば、帰ってから選べます。カード容量の消費は増えるので、残り枚数も見ておきましょう(撮影可能枚数の計算)。