Q.177シーン別の撮り方

虫や小さなものを大きく撮るには?

公開日  運営:カメラの疑問100運営事務局

小さなものを大きく写すには、撮影倍率の高いマクロレンズを使うのが確実です。倍率が上がるほどピントの合う範囲がとても浅くなり、手ブレも目立つため、F値を絞る、光を足す、連写や深度合成を使う、などの工夫が必要になります。

撮影倍率は「センサー上の像の大きさ ÷ 実物の大きさ」。等倍(1:1)なら実物と同じ大きさでセンサーに写ります。 0.25倍:約144×96mmが写る 0.5倍:約72×48mm 等倍(1.0倍):約36×24mm 35mmフルサイズの場合。同じ直径20mmの被写体が、倍率に比例して大きく写る
撮影倍率は「センサー上の像の大きさ ÷ 実物の大きさ」。等倍(1:1)なら実物と同じ大きさでセンサーに写ります。

大きく写す方法

方法特徴
マクロレンズ等倍前後まで寄れる。画質もよい(マクロレンズ)
最短撮影距離の短いレンズ手持ちのレンズでもある程度は大きく写せる(最短撮影距離)
クローズアップレンズレンズの前に付ける。手軽だが画質が落ちることも
接写リング(エクステンションチューブ)レンズとカメラの間に入れる。無限遠にはピントが合わなくなる

撮影倍率と写る範囲の関係は写る範囲の計算で確かめられます。

ピントの浅さへの対策

  • F値を絞る:ピントの合う範囲が広がります。ただし暗くなり、絞りすぎると回折で甘くなります(被写界深度・被写界深度の計算)。
  • 体を前後に動かしてピントを合わせる:ピントリングを回すより、体を少し前後させるほうが合わせやすいことがあります。
  • 連写する:前後に揺れる中で、ピントの合った1枚を選びます。
  • 深度合成:動かない被写体なら、フォーカスブラケットで撮って合成します(ブラケット撮影)。

虫に近づくコツ

  • 影を虫にかけないよう、太陽の位置を見て回り込みます。
  • ゆっくり近づき、急な動きをしない。焦点距離の長いマクロレンズなら離れて撮れます。
  • 朝の気温が低い時間は、虫の動きがにぶくなります。

ハチなど危険な虫には近づきすぎないようにしましょう。光が足りないときは、ストロボやLEDライトを光を拡散させて使います(外付けストロボ・LEDライト)。

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