小さなものを大きく写すには、撮影倍率の高いマクロレンズを使うのが確実です。倍率が上がるほどピントの合う範囲がとても浅くなり、手ブレも目立つため、F値を絞る、光を足す、連写や深度合成を使う、などの工夫が必要になります。
大きく写す方法
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| マクロレンズ | 等倍前後まで寄れる。画質もよい(マクロレンズ) |
| 最短撮影距離の短いレンズ | 手持ちのレンズでもある程度は大きく写せる(最短撮影距離) |
| クローズアップレンズ | レンズの前に付ける。手軽だが画質が落ちることも |
| 接写リング(エクステンションチューブ) | レンズとカメラの間に入れる。無限遠にはピントが合わなくなる |
撮影倍率と写る範囲の関係は写る範囲の計算で確かめられます。
ピントの浅さへの対策
- F値を絞る:ピントの合う範囲が広がります。ただし暗くなり、絞りすぎると回折で甘くなります(被写界深度・被写界深度の計算)。
- 体を前後に動かしてピントを合わせる:ピントリングを回すより、体を少し前後させるほうが合わせやすいことがあります。
- 連写する:前後に揺れる中で、ピントの合った1枚を選びます。
- 深度合成:動かない被写体なら、フォーカスブラケットで撮って合成します(ブラケット撮影)。
虫に近づくコツ
- 影を虫にかけないよう、太陽の位置を見て回り込みます。
- ゆっくり近づき、急な動きをしない。焦点距離の長いマクロレンズなら離れて撮れます。
- 朝の気温が低い時間は、虫の動きがにぶくなります。