流し撮りは、動く被写体の動きに合わせてカメラを横に振りながら、少し遅めのシャッタースピードで撮る方法です。被写体はカメラと一緒に動くので止まって写り、背景だけが横に流れて、スピード感が出ます。シャッターを切ったあとも振り続けることがいちばんのコツです。
シャッタースピードの決め方
背景がどれだけ流れるかは、シャッターが開いている間に被写体(とカメラの向き)がどれだけ動くかで決まります。速い被写体ほど速めのシャッタースピードでも流れ、遅い被写体(自転車・人)は遅めにしないと流れません。最初は成功しやすい速めの設定で撮り、慣れたら少しずつ遅くしていきます(シャッタースピード・シャッター優先)。
体の使い方
- 足を肩幅に開き、被写体が来る方向に向けてひざを軽くゆるめます。
- カメラは顔と両ひじで固定し、腕ではなく腰から上をひねって振ります(構え方)。
- 被写体が来る前からファインダーで追いはじめ、狙う位置で連写します。
- シャッターを切ったあとも止めずに、数秒振り続けます。
カメラの設定
- AF:AF-Cで被写体を追い続けるか、通過位置に置きピン(AFモード)。
- 手ブレ補正:流す方向のブレは補正しない「流し撮りモード」がある機種もあります。機種の説明に従って設定します(手ブレ補正の設定)。
- 明るすぎるとき:昼間はシャッタースピードを遅くすると明るすぎることがあります。F値を絞るかNDフィルターを使います(NDフィルター)。
流し撮りは成功率が低い撮り方です。連写して、たくさんの中から止まって写った1枚を選ぶつもりで撮りましょう(連写)。