人物をきれいに撮るコツは、①やわらかい光を選ぶ、②目にピントを合わせる、③背景を整理する(ぼかす・シンプルにする)、④少し離れて中望遠ぎみで撮るの4つです。高いカメラよりも、どこに立ってもらうかと光の向きのほうが仕上がりを大きく左右します。
1. 光を選ぶ
- 日陰・曇り:影がやわらかく、肌がなめらかに写ります。晴れの日は建物や木の陰に入ってもらうのが簡単です。
- 半逆光:髪のふちが光って立体的になります。顔が暗くなるときは露出補正をプラスに(逆光で人物を明るく撮るには?)。
- 真上からの強い日差し:目の下や鼻の下に濃い影ができます。避けるか、レフ板で影を起こします(レフ板の使い方)。
- 夕方前後の光は色も温かく、人物に向いています(ゴールデンアワー)。
2. 目にピントを合わせる
人物写真は、目がくっきりしているかどうかで印象が決まります。瞳AFがあれば使い、なければAFポイントを手前側の目に置きます(瞳AFとは?・AFエリア)。F値を小さくするほどピントの合う範囲が浅くなるので、両目にピントを合わせたいときは少し絞ります(被写界深度)。
3. 背景を整理する
- 人物と背景の距離をあけると、背景がぼけやすくなります(背景をぼかすには?)。
- 頭から電柱や木が生えて見える位置を避け、一歩横に動いて背景を選びます。
- 明るい背景・ごちゃごちゃした背景は視線を奪います。暗め・シンプルな背景のほうが人物が引き立ちます。
4. 焦点距離と距離感
広角で近づくと、顔の中心が大きく、輪郭が小さく写り、顔の形が変わって見えやすくなります。少し離れて、フルサイズ換算で50〜135mmくらいの範囲で撮ると、見た目に近い自然な顔の形になります(焦点距離と遠近感・50mmレンズ)。
カメラを構えたまま黙ると、撮られる人は緊張します。話しかけながら連写ぎみに撮ると、自然な表情が残りやすくなります。人物の写真をSNSに載せるときは、本人の了承を取りましょう(肖像権)。