ズームレンズは焦点距離を変えられるので、1本で広角から望遠まで撮れて、旅行や行事で便利です。単焦点レンズは焦点距離が1つだけですが、開放F値が小さい(明るい)ものが多く、背景を大きくぼかしたり暗い場所で撮ったりするのが得意です。はじめは標準ズームで撮り、よく使う焦点距離がわかってきたら、その焦点距離の単焦点を足すのが失敗しにくい選び方です。
比較表
| ズームレンズ | 単焦点レンズ | |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 変えられる(例:24-70mm) | 1つだけ(例:50mm) |
| 明るさ(開放F値) | F2.8〜F6.3くらいが多い | F1.2〜F2.8くらいが多い |
| ボケ | 出しにくい | 出しやすい |
| 大きさ・重さ | 倍率が高いほど大きくなりがち | 同じ明るさなら小さいものが多い |
| 構図の決め方 | 立ち位置を変えずに範囲を変えられる | 自分が動いて範囲を決める |
| 向いている場面 | 旅行、行事、スポーツ、動きながら撮る | 人物、料理、夜景、スナップ、作品づくり |
F値の範囲は、市販のレンズでよく見られる幅を示したもので、例外もあります。
ズームレンズの種類
- 標準ズーム:広角から中望遠まで(例:フルサイズで24-70mm、APS-Cで18-55mm)。最初の1本に多いレンズです(レンズキットとボディ単体)。
- 望遠ズーム:運動会・スポーツ・動物向け(例:70-300mm)(望遠レンズは何mmあれば足りる?)。
- 広角ズーム:風景・建物・室内向け(例:16-35mm)(広角レンズ)。
- 高倍率ズーム:1本で広角から望遠まで(例:24-200mm)。レンズ交換の手間を減らしたい旅行向け。
どちらを選ぶ?
ズームが向く人
- レンズ交換をしたくない
- 撮る場所から動けない(観客席など)
- いろいろな被写体を1日で撮る
単焦点が向く人
- 背景をぼかした写真を撮りたい
- 暗い室内や夜の撮影が多い
- 軽い組み合わせで持ち歩きたい
ズームで撮った写真の撮影情報(Exif)を見ると、自分がよく使う焦点距離がわかります。それに近い単焦点を選ぶと、出番の多い1本になりやすいです(Exifとは?)。