50mmレンズは、35mmフルサイズで対角線の画角が約47°の「標準レンズ」です。広角のような強い遠近感も、望遠のような強い圧縮感も出にくく、自然な見え方になりやすいことから、スナップから人物まで幅広く使えます。また、多くのメーカーが開放F1.8前後の比較的小さく手ごろな50mmを用意していることも、最初の単焦点として選ばれやすい理由です。
50mmの画角
フルサイズでの画角は、対角線で約47°、水平で約40°、垂直で約27°です(画角とは?)。センサーの対角線の長さ(約43mm)に近い焦点距離であることから、標準レンズと呼ばれています。
APS-C機で使うと?
APS-Cのカメラに50mmを付けると、換算で約75〜80mm相当の写る範囲になり、人物の上半身などを撮るのに向いた「中望遠」の画角になります。APS-Cで標準の画角がほしい場合は、33〜35mm前後のレンズを選びます(35mm判換算とは?)。
50mmを使いこなすコツ
- 自分が動いて構図を決める:ズームできないので、近づく・下がることで範囲を調整します。
- 背景との距離をとる:被写体と背景を離すと、開放F値でボケが大きくなります(ボケの大きさ)。
- F値を変えて撮り比べる:開放、F2.8、F5.6で同じ場面を撮ると、ボケとシャープさの違いがよくわかります。
- 料理や小物は最短撮影距離に注意:50mmの多くは近くに寄れる距離に限りがあります(最短撮影距離)。
「標準レンズ」の定義は時代や人によって幅があり、40mm前後や55mm前後を標準と呼ぶこともあります。