Q.052レンズの基礎と選び方

レンズの解像力は何で比べる?MTF曲線の見方は?

公開日  運営:カメラの疑問100運営事務局

レンズのシャープさ(解像力・コントラスト)は、メーカーが公開しているMTF曲線で比べられます。MTF曲線は、画面の中心から端に向かって、細かい模様をどれだけはっきり再現できるかをグラフにしたもので、一般に線が上にあるほど、また端まで落ちないほど性能が高いとされます。ただし、メーカーによって測り方(計算値か実測か、条件)が違うため、別メーカーどうしの比較には注意が必要です。

MTF曲線の読み方

要素意味
横軸画面の中心からの距離(左が中心、右が四隅)
縦軸コントラストの再現の度合い(上ほどよい。最大1または100%)
粗い線の模様(低周波)コントラスト・ぬけのよさの目安
細かい線の模様(高周波)解像力(細部の再現)の目安
実線と点線放射方向(サジタル)と同心円方向(メリディオナル)の線。2本が近いほどボケが自然になりやすいといわれる
開放と絞った状態F値ごとに曲線があることも

※ 線の本数や周波数などの条件は、メーカーのMTFの説明ページで確かめてください。

MTF以外の比べ方

  • 作例・実写:同じ条件で撮った写真を、四隅まで拡大して見ます。
  • カメラとの組み合わせ:高画素のカメラほど、レンズの差が見えやすくなります(画素数)。
  • 個体差・調整:中古では、片ボケなどの不具合がないか確かめます(中古レンズ)。

シャープさだけが「良いレンズ」の条件ではありません。ボケ味・逆光への強さ・大きさや重さも合わせて選びましょう(ボケ味・レンズの重さ)。

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