APS-C用レンズが作る像(イメージサークル)は、フルサイズのセンサー全体を覆う大きさがないため、そのまま使うと四隅が暗く欠ける(ケラレ)ことがあります。そのため、多くのフルサイズ機は、APS-C用レンズを付けるとセンサーの中央部分だけを使う「APS-C(クロップ)モード」に切りかえられます(自動で切りかわる機種もある)。このとき記録される画素数は少なくなります。そもそも物理的に付けられない組み合わせもあるので、メーカーの対応表で確かめてください。
ケラレとクロップ
クロップモードでは、APS-Cと同じくらいの範囲だけを記録します。センサーの面積は(1/換算倍率)²になるので、ニコンDX(約1.5倍)なら画素数は約0.43倍、キヤノンのAPS-C(約1.6倍)なら約0.39倍になります。たとえば約4500万画素のフルサイズ機なら、ニコンDX相当のクロップで約1900万画素です。
使ってよいケース・避けたいケース
使いやすい
- フルサイズに買い替えたあと、手持ちのAPS-C用レンズをしばらく使う
- 画素数が多いフルサイズ機で、小さく軽いレンズを使いたい
向かない
- 画素数を最大限にいかしたい
- 広角で広い範囲を写したい(クロップで写る範囲が狭くなる)
メーカーによって呼び方が違い、ニコンでは「DX」、ソニーでは「APS-C/Super 35mm」などの名前で設定があります。使用説明書の「撮像範囲」などの項目で確かめてください(ニコン使用説明書の例)。