最初の単焦点は、ふだんズームレンズでいちばんよく使っている焦点距離に近いものを選ぶのが失敗しにくい方法です。目安として、35mm判換算で35mm前後は日常・旅行・室内、50mm前後はスナップから人物まで幅広く、85mm前後は人物を背景から浮き立たせたいときに向きます。APS-Cやマイクロフォーサーズのカメラでは、換算した焦点距離で考えます。
焦点距離ごとの特徴(35mm判換算)
| 換算 | 写る範囲 | 向いている被写体 | APS-C(約1.5倍)なら | マイクロフォーサーズ(2倍)なら |
|---|---|---|---|---|
| 35mm前後 | やや広い | 室内、料理、旅行、街のスナップ | 23〜24mm前後 | 17mm前後 |
| 50mm前後 | 標準 | スナップ、人物、小物 | 33〜35mm前後 | 25mm前後 |
| 85mm前後 | やや狭い | 人物の上半身・顔、花 | 56mm前後 | 42〜45mm前後 |
マイクロフォーサーズは一般に「2倍」で換算して案内されることが多いため、その値で示しています。お使いのカメラでの値は35mm判換算の計算で確かめてください。
選び方のポイント
- 撮る場所の広さ:狭い室内では85mmだと近づけず、全身が入らないことがあります。
- 被写体との距離:人物を撮るなら、相手との距離感も考えます。広角ほど近づく必要があります。
- 最短撮影距離:料理や小物を撮るなら、どこまで近づけるかを確かめます(最短撮影距離とは?)。
- AFの速さ・静かさ:動画にも使うなら、静かなモーターのレンズが向きます(AFモーターの違い)。
- 手ブレ補正:ボディ内手ブレ補正がないカメラでは、レンズ側の補正の有無も確かめます(手ブレ補正の違い)。
迷ったら、これまで撮った写真の焦点距離を数えてみましょう。写真管理ソフトでExif情報を並べると、どの焦点距離をよく使っているかがわかります(Exifとは?)。