画角は、カメラに写る範囲を角度で表したものです。焦点距離とセンサーの大きさで決まり、「2 × arctan(センサーの長さ ÷(2 × 焦点距離))」で計算できます。35mmフルサイズでは、焦点距離50mm前後(対角線の画角で約47°)が「標準」、それより短いと「広角」、長いと「望遠」と呼ばれるのが一般的ですが、境目に厳密な決まりはありません。
画角の3つの測り方
カタログでは多くの場合対角線の画角が書かれています。センサーの対角線で計算した角度です。ほかに、横幅で計算した水平画角、縦で計算した垂直画角があります。風景を横長に何度ぶん写せるかを知りたいときは、水平画角が役に立ちます。
| 焦点距離(フルサイズ) | 対角線 | 水平 | 垂直 |
|---|---|---|---|
| 16mm | 約107° | 約97° | 約74° |
| 24mm | 約84° | 約74° | 約53° |
| 35mm | 約63° | 約54° | 約38° |
| 50mm | 約47° | 約40° | 約27° |
| 85mm | 約29° | 約24° | 約16° |
| 200mm | 約12° | 約10° | 約7° |
センサーを36×24mm、無限遠にピントを合わせたときとして計算した値です。近くにピントを合わせると、多くのレンズで画角は少し狭くなります。
広角・標準・望遠の目安
- 広角(おおむね35mmより短い):広い範囲を写せます。手前を大きく入れると奥行きが強調されます(広角レンズは何を撮るのに向いている?)。
- 標準(50mm前後):見た印象に近いと言われることが多い画角です(50mm単焦点はなぜ定番?)。
- 望遠(おおむね70〜85mmより長い):遠くのものを大きく写し、背景を整理しやすくなります(望遠レンズは何mmあれば足りる?)。
センサーが違うと画角も変わる
APS-Cやフォーサーズでは、同じ焦点距離でも画角が狭くなります。たとえばニコンDX(23.5×15.7mm)に35mmのレンズを付けると、対角線の画角は約44°で、フルサイズの50mmに近い範囲になります。お使いのカメラでの画角は画角の計算で確かめてください。
魚眼レンズは写し方(射影方式)が違うため、この式は当てはまりません(魚眼レンズはどんな写りになる?)。