Q.050レンズの基礎と選び方

レンズの歪み(歪曲収差)とは?

公開日  運営:カメラの疑問100運営事務局

歪曲収差(ディストーション)は、まっすぐな線が、画面の端のほうで曲がって写るレンズの性質です。中心から外へ膨らむタル型と、内へへこむ糸巻き型があり、広角ではタル型、望遠では糸巻き型が出やすい傾向があります。多くの場合、カメラのレンズ補正機能や編集ソフトで目立たなくできます。

歪みの種類

種類写り方出やすいレンズ
タル型画面の中心が膨らみ、四角いものが樽のように見える広角・ズームの広角端
糸巻き型画面の端が引っぱられたように、四隅が伸びる望遠・ズームの望遠端
陣笠型中心はタル型、端は糸巻き型のような複雑な形一部の広角レンズ

パース(遠近感)との違い

建物を見上げると上がすぼまるのは、レンズの歪みではなく、カメラの向きによる遠近感(パース)です。歪曲収差は、カメラをまっすぐ向けていても、まっすぐな線が曲がって写る点が違います(建物をまっすぐ撮るには・遠近感)。

補正の方法

  • カメラ内補正:JPEGで撮るとき、カメラのレンズ補正(歪曲補正)をオンにします。
  • RAW現像・編集ソフト:レンズのプロファイルを使って補正できます(RAW現像)。
  • 補正の代償:補正すると画面の端が少し引き伸ばされ、周辺の画質がわずかに落ちたり、写る範囲が少し狭くなったりします。

魚眼レンズのように、大きく曲がる写り方をあえて楽しむレンズもあります(魚眼レンズ)。

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