月が白い丸に写るのは、暗い夜空につられてカメラが明るく写そうとし、月が白飛びするからです。露出補正を大きくマイナスにするか、マニュアル露出で月の表面の明るさに合わせると、模様(クレーターや海)が写ります。大きく写したいときは望遠レンズが必要です。
明るさを月に合わせる
- 月を画面の中央に置き、スポット測光にするか、露出補正をマイナスに大きくします(測光モード・露出補正)。
- それでも白いときは、マニュアル露出にしてシャッタースピードを速くしていきます(マニュアルモード)。
- 撮った写真を拡大し、白飛び警告やヒストグラムで模様が残っているか確かめます(ヒストグラム・白飛び)。
月は太陽の光を受けて光っているため、思っているよりずっと明るい被写体です。夜でも、昼間に近い設定で撮れることがあります。
どれくらいの大きさに写る?
月の写る大きさは、焦点距離にほぼ比例します。月の見かけの大きさはおよそ0.5度なので、センサー上の月の直径は「焦点距離 × 約0.0087」で見積もれます(例:焦点距離300mmでおよそ2.6mm)。センサーの大きさと比べると、画面のどれくらいを占めるかがわかります(センサーサイズ)。
| 焦点距離 | センサー上の月の直径(目安) |
|---|---|
| 100mm | 約0.9mm |
| 300mm | 約2.6mm |
| 600mm | 約5.2mm |
※ 計算は 2 × 焦点距離 × tan(0.25°) によります。月と地球の距離は変わるため、実際の大きさも少し変わります。フルサイズの短辺は24mmなので、600mmでも月は画面の一部です。大きく写したいときはAPS-C機やテレコンバーター、トリミングを組み合わせます。
ピントとブレ
- AFで合いにくいときは、ライブビューで拡大してMFで合わせます(マニュアルフォーカス)。
- 望遠ではわずかな揺れも大きく写るので、三脚とセルフタイマーを使います(三脚)。
- 月は空を動いていくため、構図はこまめに直します。
月と夜景や風景を一緒に撮ると、明るさの差が大きくて両方を同時に写すのは難しくなります。月が低い時間帯の、空にまだ明るさが残る夕方は、景色と月を一緒に撮りやすい時間です。